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城北高校演劇部の、秋に向けての新作の口上です。
原始、若者は理想主義的だった。
たとえば、社会主義というのは、まさに理想主義のイデオロギーだろう。「人は平等でなければならぬ」という真理のもと、実現できるかどうかもわからない政治制度やシステムの構築にむけて、若者は連帯し、団結し、社会運動に突き進んだ。無謀に突き進んだからこそ、彼らの多くは挫折した。60年代の学生運動は、まさにそれだったろう。
僕は今40代なかばで、「遅れてきた世代」だから、60年代に青春を燃焼した人たちが、とてもうらやましく感じた。その挫折しているサマもまた、かっこよかったからだ。
挫折は、とても前向きな行動だ。今の社会では、夢を持つことは推奨され、煽られるが、正しい挫折の仕方を学ぶことはできない。理想主義的に生き、夢に走ったオトシマエを、どうつけるのか、ほとんどの人たちは知らない。だから、人は、理想主義的に生きること自体を放棄する。とても残念なことだろうと、僕は思う。
今、秋に向けてつくっているこの芝居は、正しい挫折を学ぶためのロールプレイであり、レッスンである。そんなつもりで作りました。
また、この芝居は、城北高校演劇部、初の(?)恋愛ドラマにして、初のラブシーンのある(!)、スキャンダラスでセンセーショナル、エキサイティングな作品です。
でもヘタクソでごめんなさい。コモンとしては「お楽しみください」なんて、口が裂けても言えないや。
古田 彰信
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